馬耳東風

中二病が終わっていない成人女性の怪しいブログ

子ども放置を禁止する条例改正

埼玉県で、子どもを放置(住居も含む)することを禁じる条例が可決する見込みとなっており、話題になっている。

 

小3までの子の自宅・車放置は「虐待」として禁止…埼玉県が条例改正案、反対議員「親を追い詰める」 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

 

議第25号議案 埼玉県虐待禁止条例の一部を改正する条例.pdf (jimin-saitama.net)

 

一般的には放置というと、子どもの食事の用意をせず、何時間も家に置き去りするというイメージであり、今でいうと「放置子」と呼ばれ問題になっている。

放置子」は、土日や夏休みは、学校がないため行くあてもなく、公園をさまよったり、知人の家に押しかけてお菓子をねだったりしているようである。

これは虐待だと言われれば、大多数の人は納得するだろう。

 

 

一方で、一部メディアでは、「ゴミ出しに出かけている間、子どもを置いて出かけるだけでも『放置』、子どもだけで公園に遊びに行くのも『放置』と定義されると報道されており、これでは一般家庭であっても、よほど過保護な親でない限り条例を守るのは厳しくなるだろう。

子どもにも自我があるので、親が一緒に外に連れて行こうとしても子どもが拒否することもあるだろうし、子どもだけで遊びに行きたがることもあるだろう。

小学生と思われる子どもたちだけで、公園で遊んでいるのを目撃したら、虐待の恐れがあるので通報する義務を課される時代がやってくるかもしれない。

 

報道が行き過ぎているのであれば、そうではないことを立案者が説明すべきだし、後者のように、子どもは常に大人が見守るべきだの考えなら、今の日本の常識とはあまりにかけ離れており、私は反対である。